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ドローン業界ニュース

2021-08-31

香川県で世界初の取り組み!「ドローン定期航路」を開設

2021年8月17日、高松市のベンチャー企業などが香川県三豊市の離島にドローンで医療物資などを運ぶ定期航路を開設しました。

高松市のドローン物流ベンチャー「かもめや」や、三豊市、香川大学など10の団体が17日午前、航路の開通式を行いました。この航路は三豊市の須田港と粟島の間の往復約8キロを結び、無人のドローンが片道7分半ほどで栗島に着く計画で、雨や風の強い日を除き、粟島に生活物資や医療物資などを1日最大3往復運びます。料金は商品の代金と手数料の500円が掛ります。

粟島は人口が約170人。そのうち約85パーセントが65歳以上で、常勤の医師はいません。遠隔での診療や服薬指導を実現しようと、かもめやなどは2020年7月からドローンで医薬品などを配送する実証実験をしていました。
そこからドローンの技術が向上し、課題のあった離島の物流に生かせるようになり、事業展開を模索していたもので、世界で初めての取り組みだということです。

ドローン輸送は8月18日以降の雨が降っていない日から始まっており、かもめやなどでは今後、より重い荷物も運べる機体や防水の機体を導入したり、周辺の島々へも展開したりする方針です。

コメント

今回は世界初となる長期間、定期的なダイアで離島向けドローン配送事業のご紹介です。

島民が電話やファックスで注文し、ドローンで栗島の港まで届けられた後、保冷バックを使いスタッフによって自宅まで運ばれるそうです。午前中に注文すると、午後には手元に届くとのこと。
配送料金も500円ととても手頃で気軽に注文ができそうですね。

離島特有の生活の不便さが少しでも解消され、人口減少などの課題解決の要素にもなると期待できます。